2018年09月14日
【危険なブロック塀の撤去への助成金について】
議案第94号 平成30年横須賀市一般会計補正予算(第2号)にて、災害予防対策事業(危険ブロック塀等緊急対策補助事業)に、3016万円増額する補正予算案が出されました。
これは、記憶に新しい大阪北部地震でブロック塀が倒壊し死者の出た痛ましい事故を踏まえ、危険なブロック塀などを撤去する個人に対し、その費用を助成するものです。
9月13日の予算決算常任委員会では、可決すべきものとして決定されましたので、9月20日の本会議で可決されれば、連休明け9月25日の週には、この補助に関する手続きなど、詳細な情報が危機管理課から示される見込みです。結果が出るまでもう少しお待ちください。
生活環境分科会での議論で明らかになったこととしては、
- 今回の補助は、「6月18日の痛ましい事故をもって、これはやらねばならないと思ったかた」を対象にしたいという思いなので、補正予算可決としては9月でも、6月18日以降に実施した工事についてさかのぼって補助対象とする。
- 補助対象のブロック塀等は、
- ①道路に面していて(これは必須)
- ②個人所有で(これも必須)
- ③高さが1m以上の もの。さらに、
- ④ひび割れ、傾斜がある、厚みが足らない
- などの要件もあるけれども、結局最終的には
- ⑤市長の認めるもの として、撤去したい人はなるべく対象になるように要綱を創る見込み。なぜかと言えば、目的が、「危険を無くす」ことだから。
- 補助内容は、①撤去に係る工事費用の3/4 ②撤去後に設置するものにかかる工事費用の1/2である。つまり、ブロック塀を撤去して、フェンスに代える、という工事も補助対象。
- なお、今回の補正予算では100件程度を見込むが、早い者勝ち先着100名というわけではなく、想定を上回れば再び追加補正予算で対応したい思い。
これまでなぜ違法なものまで放置していたんだという指摘もありますが、
市民の安全に深くかかわることなので、このタイミングで素早くかつ手厚い対応を試みたことは素晴らしいと思います。