2024年12月05日
【ベンチは進んだ。日よけは進まない。】(2024年12月定例議会)
昨年(2023)年9月定例議会で、「疲れた時に少し休める場所がある環境づくり」として、ベンチ・日よけの設置、暑さ対策などについて私は質問していました。
その際、上地市長から
「私自身が欲しいと、あるべきだと思っているのは事実なので、どうしたらいいかというのは実は色々考えていたところです」
と答弁があったので、その経過を都市整備常任委員会で担当部局に問いました。
■ベンチの設置は進んだ
質問の結果、2023年度1か所、2024年度4か所のベンチを新設してくださったと報告がありました。
基本的には、その地域の町内会長・自治会長と話をし、設置の要望があれば、市が出向いて設置の可能性を検討する、という流れになるようです。
まずは、新設が進んだのでよかったです。
ただ、市が自ら積極的に置くべき場所を考えて回ろうという感じは相変わらず無いので、
「ここに、ベンチが必要!」を、町内会長・自治会長経由でどんどんご意見いただきつつ、私たち議会側からも「ここに、ベンチ、必要ですよね???」をどんどん推す、という流れで出来ればいいのかな、と思います。
■バス停の日よけはなかなか進まず
一方、バス停の日よけ設置はなかなか進みませんでした。
今後、走水・馬堀小学校、田浦・長浦小学校の学区統合に伴い、バス停利用者が増える箇所もあるので、これは日よけ設置のチャンスだ…と思っていた矢先、今定例議会の補正予算で、「馬堀中学」バス停前の歩道橋下を待合スペースとして多少整備するという議案があがってきました。
こどもがたくさん待つし、地域のかたもいつも何とかして物陰で日差しをよけようとしているし、さすがに…と思いきや、日よけの設置はありませんでした。
(※ちなみに、「今回、この整備以外にも、 学校の昇降口にですね、京急バスのホームページが見れるモニターなんかを設置して、できる限り昇降口でとどまれるような形でやっていきたい」という解決策が教育委員会教育政策課から別途示されました。学校の昇降口に「あと●分でバスが来ます」と表示させるということなのでしょうが、バス停は学校の登下校時のこどもだけが使うわけではないので、バス停に真夏の日差しが照り付ける状況は何一つ変わらないということを教育委員会はどのように受け止めているのか、大いに疑問に感じました)
■ベンチも、日よけも、「待ち」の姿勢
ベンチについても、日よけについても、いずれも市側は、どちらかというと「待ち」の姿勢です。
要望があれば、検討しますよ、ということです。
一方、私が求めているのは、「疲れた時に少し休める場所がある環境づくり」です。
高齢になっても、体が不自由でも、まちへ安心して出られるよう、積極的に街中をよくしていく市側の姿勢こそ必要ではないか?ということです。
お気づきの点・必要な整備など、引き続きご意見いただければ幸いです。