2025年02月21日

【雨の日の遊び場を数年前から構想していた?】(2025年2月21日 本会議)

    2月21日から代表質問が始まりました。本日は自由民主党。質問者は青木秀介議員でした。

    ■雨の日の遊び場を数年前から構想していた?

     雨でも遊べる遊び場の設置についての質問が、青木議員からありました。
     これに対し、上地市長は今回以下の通り答弁しました:

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    ●上地市長
     次に、全天候型の子供の遊び場についてです。
     子供の遊び場のうち、特に雨の日や暑い日に過ごせる施設については、近年猛暑が深刻化してきたこともあり、数年前から構想していましたが、予算化を伴うことであり、その点も考慮しながら準備してきました。三笠公園の再整備に合わせて大屋根を設置し、雨天の際に子どもたちが遊べる場所を確保し、さらに大矢部公園にも同様の施設をつくろうとしたのも、そのような思いを形にしたものです
     また、夏場でも過ごせる屋内施設の候補として、産業交流プラザ、市民活動サポートセンター、総合福祉会館など、さまざまな場所を検討してきましたが、現在は、児童図書館を今後リニューアルする際に、民間と共同しの答弁の確保ができないか検討を進めています。次期実施計画では、財源も含めて位置づけられるよう、検討を加速してまいります
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    「数年前から構想していた」とのこと。

    みなさん、覚えていますでしょうか。

    「雨が降ったら、軒下や滑り台の下で雨をよければいい」
    「親子の居場所をつくろうという意味が分からない」

    といった、6年半前の上地市長の通称「軒下発言」を。

    ▼参考ブログ
    2018年12月06日【雨が降ったら親子は軒下で遊べばいい…のか? 2018年11月29日一般質問1日目】
    https://www.katoyusuke.net/blog/1812052205

    詳細に記すと、この時の答弁は、こんな感じでした:
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    ●上地市長
     当然子育て世代のニーズは把握しなければいけないと思うのだけれども、親子でだとか、幼児と一緒という意味がよく理解できない
     雨が降ったら、軒下で遊ぶだとか、滑り台の下で雨をよけるとかということが普通公園の中で当たり前なのであって、そういう実情を踏まえていったら、どこまでサービスが広がっていくかという意味で余りぴんとこない
     おっしゃるとおり親子のニーズは多分必要だから、やっていきたいと思いますが、前の質問に戻るけれども、ログハウスということは検討していきたいと思うけれども、親子の居場所をどこかとりたててこれからつくっていこうという意味は余りよく理解できない
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    たぶん上地市長は現代の子育て世帯の気持ちは一生理解できないだろうな、と思うくらいあきれた発言だったわけですが、6年半経っての今日の答弁は、随分と前のめりな答弁でした。

    ただ、「数年前から構想していた」というのは、どうもひっかかります。

    なぜならば、まさに昨年2月の代表質問、よこすか未来会議から、全天候型の遊び場の必要性を問うた際に、以下の答弁だったからです:

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    ●上地市長
     次に、全天候型についてです。
     議員御指摘のとおり、近年は、夏休み期間中の猛暑により、子どもが屋外で遊ぶには危険な日も増えており、屋内の遊び場へのニーズが増しているのではないかと、私も感じています。
     また、新しい施設を建設するのではなく、既存施設の使い方や運用ルールを見直すことで新たな場をつくり出すという観点は、私も重要だと考えます。
     今後、屋内の遊び場の現状について把握するとともに、既存の公共施設において、どのようなことができるか、研究・検討してまいります。

     次に、民官の連携についてです。
     民間企業等の力をお借りして、子どもたちが安心して遊べる全天候型の遊び場を充実させるという観点は、私も重要と考えます。ぜひ遊び場の充実に向け、どのような支援や協力があれば遊び場の整備が進むのか、民間企業等の声を聞いていきたいと思います。
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    この時、「今後検討」ということでした。

    「数年前から構想していた」のだったら、この時に教えてくれてもよかったんですけどね。

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