2022年02月22日

【ゼロカーボンはなかなか大変】(2022年2月22日 本会議)

本日の自由民主党代表質問への市長・教育長・上下水道局長の答弁を踏まえて、24日のわたしたちよこすか未来会議の代表質問での質問運びを練るために、zoomで会議を今しがた終えました。









ちょっと夜で、装いもそれぞれ自由に(要するに部屋着の人も多く)集っているので、一応モザイクです…。





会派結成以来、実に自由に議論を交わす我々の会派ですが、こうやって必要に応じてすぐに意見を交わせる状況をつくっている効果を感じています。今回は私が質問者ですが、こうして他のメンバーの意見をすぐに聞けるので、一人でずっと悩む必要が無い。これは質問の質を上げるうえでとても重要なことです。









■ゼロカーボンはなかなか大変





見出しに書いた「ゼロカーボン」ですが、要するにGHG(温室効果ガス)の排出実質ゼロのことです。2021年1月、本市は「横須賀市ゼロカーボンシティ宣言」を出し2050年の実質ゼロを掲げました。





https://www.city.yokosuka.kanagawa.jp/4110/ondanka/documents/yokosuka_zero-carboncity.pdf





そして、2021年10月には、「地球を守れ横須賀ゼロカーボン推進条例」として脱炭素社会を目指す姿勢を示す条例を制定しました。議会提出ではなく、市長部局提出議案です。





https://www.city.yokosuka.kanagawa.jp/4110/ondanka/zerocarbon-jourei.html





そして、こうしたゼロカーボンを目指す取り組みの一つに、海洋生態系による二酸化炭素の吸収を活用する「ブルーカーボン」の取り組みがあり、来年度から実証実験が始まる予定です。









今日の代表質問で、この取り組みで目指す二酸化炭素吸収量を問われ、「2029年度までに、100トン」





との上地市長の答弁があり、「では100トンとは、どのくらいなのか?」と再度問われ、





「約100トンの吸収量は、一般家庭の36世帯分、ガソリン車43台分。こんなに少ないのです。」





と答弁がありました。なお、2018年度の本市の二酸化炭素排出量は、163万7000トンでしたので、現在想定するブルーカーボンの取り組みだけではまだ厳しいのだと、わかります。









3月定例議会には、環境政策の分野別計画の中核にある「環境基本計画」と「地球温暖化対策実行計画」が2022-2029年度を新たに計画期間として内容報告される予定になっています。部局と議会が気候変動政策について質疑する機会の多い定例会となりそうです。


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