2019年10月05日

【9月定例議会 前半 そのほかの常任委員会の質疑】

【9月定例議会 前半 そのほかの常任委員会の質疑】


私は総務常任委員会に所属していますが、その他の常任委員会にもかかわる部分や、総務常任委員会以外に送付された議案・報告事項・質疑の中からも、いくつか紹介します。


■公共施設をこれからも維持運営するための方針づくり(多部局)


「公の施設の使用料に関する基本方針」策定に関連する議案です(議案第63 号 文化会館条例等中改正について、議案第64 号 ベイスクエア・パーキング条例等中改正について、議案第66 号 コミュニティセンター条例中改正について)。



これは、端的に申し上げれば、「公共施設の有料化・値上げのルール」を取りまとめるものです。



本市がこれまで設置してきた公の施設の多くは老朽化が進んでいるため、近い将来多額の更新費用が必要になります。また、施設を継続して運営していくためには、引き続き維持管理や運営費用が必要となります。

さらに、人口減少などにより、税収は今後も減少していくと想定されます。

これまでの使用料徴収方法、算定方法や改定時期などは、市の統一した基準がありませんでした。使用料を個別の施設ごとに設定してきたため、同種の類似施設において様々な差が生じています。



このような状況を踏まえ、使用料の基本的な考え方を整理した「公の施設の使用料に関する基本方針」を策定することとなりました。



今後、12月定例議会に基本方針素案が、2020年3月定例議会に基本方針案が提出され、その後パブリック・コメント手続きを経て、7月に基本方針の策定となる予定ですので、具体的な基本方針内容については、今後皆様からもご意見をいただく機会があります。

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■ペダル踏み間違い時加速抑制装置設置補助制度の創設(市長室 地域安全課)


ブレーキとアクセルの踏み間違いによる交通事故を防止するため、ペダル踏み間違い時加速抑制装置の取り付けを促進するものです。市民が所有する自動車に、市内の協力事業者店舗で装置を後付けする際に補助を行います。

(1)補助対象者 : 横須賀市内在住者(年齢要件なし)

(2)補助対象経費 : 装置代金及び取り付け工賃

(3)補助率等 : 補助対象経費の1/2、補助限度額16,000 円

(4)補助対象期間 : 2019年11 月1日から令和3年3月末まで。

この予算を全て執行した時点で事業を終了し、追加補正はしないとのことでした。




■小動物死体処理事業について (資源循環部 資源循環推進課)


今回の定例議会期間中、市内で大きく話題となった部分でもあります。

1962年、当時の公郷焼却場の敷地内に小動物焼却炉が建設されました。その後幾度かの更新を行い、現在の焼却炉は2006年2月に更新されたものですが、老朽化が激しいことや、ここ数年来の議会での議論を踏まえ、焼却炉を廃止し、ペットの亡骸は民間業者へ、それ以外はごみ処理施設へ搬入する方針を市が示したものです。



審査では、様々な意見が交わされましたが、審査後の市側からの結論だけ申し上げると、9月20日に、担当部局から「12 月定例議会に「火葬・返骨手数料の廃止」を決定する条例改正案を提出しないことといたします。今後は、時間をかけて地元町内会とNPO 法人横須賀動物愛護協会と丁寧に話し合ってまいります」と報告があり、焼却炉の廃止がいったん棚上げとなりました。



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