2024年01月04日

市長は「風」を 議長は「若者」を語った(2024年1月4日賀詞交歓会)

2024年を迎え、最初の行事である賀詞交歓会に出席しました。

1月1日午後に発生した能登半島地震を受けて、「あけましておめでとうございます」ではなく、亡くなられた方のご冥福を祈り、被害に遭われた方へのお見舞いを申し上げ、被災地域での一刻も早い人命救助と復旧を願うメッセージから、主催3代表者(市長・議長・商工会議所会頭)の挨拶が始まったことが印象的でした。

◆市長は、新しい「風」を語った


上地市長は今年の漢字に「風」を選び、「これまで呼び込んだ新しい流れからどこよりも大きな風を巻き起こし、その風に乗って横須賀のさらなる未来を切り開いていきたい」と述べました。

そのうえで、「特にZ世代と称される若者は、 生き方の指針として、気候変動による世界規模の大災害を目の当たりにして、GXを自らの中心に据え、 過去の流行や常識にとらわれず、未来を変えることができるのは今しかないと自身の判断と意思で行動しています。これが現在の世界の日常です。」と言い切りました。今までの上地市長とは、だいぶ印象の異なる年頭のメッセージであっただけに、少なくとも私は非常に前向きな印象を受けました。

◆議長は、「若者」を語った

我々市議会の代表である大野議長は、「今年は、これからの横須賀を担う若い方々にも理解に興味を持っていただけるよう、若い世代にアプローチをしていきたいと考えております。」と、若者政策への意欲を述べました。

横須賀市議会として、(加藤ゆうすけ念願の)若者の政治参画・社会参画に関する議員研修会が昨年12月に開催されたことは当ブログでもお伝えしましたが、ずっと求め続けている若者政策が大きく前進する一年になるよう、私も尽力いたします。


以下、上地市長、大野議長 賀詞交歓会年頭の辞 聞き書き
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賀詞交歓会
◆上地市長 年頭の辞
皆様、おはようございます。式次に先立ちまして、まず、 元日に発生した北陸能登半島地震でお亡くなりになられた方々に、衷心より哀悼の意を表しますとともに、 被害に遭われた方々へ心からお見舞いを申し上げたいと思います。横須賀市においても、発生の当日から消防局を中心に災害派遣準備を進めており、すでに要請が入り次第、いつでも即応できる体制となっております。


現地では現在でも懸命の救助活動が行われています。一刻も 早い救助と1日も早い市民生活の復旧復興を心より祈念をするものであります。


さて、改めまして皆様、あけましておめでとうございます。ようやく長かったコロナ禍が一区切りとなってから初めての年末年始になりました。先ほどの能登半島での地震に加え、 羽田空港での飛行機事故と、なかなか心を穏やかに過ごすことは難しかったのではないでしょうか。


この元日からの3日間で、改めて私は今から5年前、平成最後の年の賀詞交歓会で皆様にお伝えいたしました、鴨長明の方丈記を思い起こしていました。ご承知の通り、方丈記は大火や竜巻、飢饉と疫病、そして地震など、平安時代末期の大きな厄災を中心に無常感を説いているものです。


令和の時代になっても私たちは新型コロナによるパンデミックに始まり、先の大地震など、 800年以上前の時代と変わらずに様々な厄災に晒され続けています。ただ、 現在を生きる私たちにとっては、その厄災から逃げ、鴨長明のように庵にこもり、歩みを止めることはできません。


無常の時の流れの中で、今を生きることの尊さを噛みしめながら、私たちは前に進んでいかなければならないと思います。改めて、 横須賀市としましても、いつ起こるかも分からない危機に対し、万全の備えを尽くしてまいります。先の航空機事故で乗客が1人の犠牲者も無く、乗員の非常に勇気ある行動に称賛がありますが、


これも日頃の訓練の賜物だという風に思います。これを忘れずに、日々私たちも横須賀市役所、一致団結して精進していきたいと思います。皆様におかれましても、日々の心構えとして、絶えず災害への準備をよろしくお願いいたします。
令和6年、激動の年の始まりの中、本日、こうして皆様と同じ場所で同じ時間を共有しながら、


無事に新春を迎えることができましたこと、とても嬉しく思います。ようこそお越しくださいました。


昨年5月に、3年余りにわたった新型コロナウイルスとの戦いの感染症法上の扱いが5類となり、元の日常となりました。
これは全て、これまで皆様からいただいた大変多くのご理解、ご協力のおかげであり、まずは深く感謝申し上げます。
特に、最前線で危機対応に従事していただいた医療、福祉関係をはじめ、エッセンシャルワーカーと称される方々には大変なご尽力をいただきました。改めまして、心からの御礼を申し上げます。本当にありがとうございました。
そこで、本日の賀詞交歓会は、皆様の笑顔を拝見させていただきながら、飲食を伴うコロナ前の形式で開催をさせていただ、 時間の許す限り、皆様と新しい年の始まりを共に過ごしていきたいと思います。


さて、昨年、私は 「顕」 顕れるという漢字を掲げ、末に取り組んでまいりました。これは、コロナ禍においても、横須賀で生まれた新しい流れが 皆様の目に見える形で現れ、日々横須賀市が着実に前進していることを感じていただきたいという思いがあります。


実際、昨年は、まず4月に長井海の手公園ソレイユの丘が365日 誰もが遊び、楽しみ尽くせるをコンセプトにリニューアルいたしました。続いて6月には、横浜・F・マリノスの練習場が久里浜に完成したことに加え、スポーツではBMXそしてダンス、そして新たに


パルクール日本一決定戦を三笠公園にて初めて開催することができました。また、音楽エンターテイメントでは、「まちがどこでも小劇場」をモットーにジャズロックフェスティバルを開催するなど、 まちを音楽であふれさせるとともに、メタバース横須賀のサイトを開設し、 仮想空間からでも横須賀を楽しんでもらうようになりました。今後も、こうした横須賀ならではの取り組みをますます進化させ、


市内外の多くの方々に横須賀のまちの魅力を感じていただき、横須賀を関係する人、交流する人をさらに増やしていきたいと思います。
一方で、人口減少社会を見据え、DXの一環としてChatGPTを全国に先駆けて導入をしました。これは、 市民サービスの維持向上のため、


機械に任せることができる仕事は機械に任せ、職員は人にしかできない仕事に傾注をしていこうとするものです。


また、今年より、民生局を中心に、18歳までの医療費助成やすべての行政センターでの生活相談窓口など、ゆりかごから墓場まで、それぞれの生活やライフステージに合わせた必要な時に・必要な力に・確実に行政が寄り添うことができるように、様々な政策を開始をいたしました。


さらに、今月からパートナーシップ宣誓証明制度に続き、ファミリーシップ制度を導入し、多様性を当たり前のものとして捉え、 これまでの社会システムや法令にとらわれず、誰もが安心して生活していけるための取り組みを進めます。


常に申し上げてきてることではありますが、行政の最終目的は福祉の充実であり、その目指すべき姿が、 横須賀で暮らすすべての人々が多様性を認め合い、誰もが手を取り合って慈しみ合い、助け合うことのできる、誰もひとりにさせないまちであります。


これまでにお伝えしてきた数々の施策は、全てこの目的のために収斂されるもので、ぜひ今年は、それぞれの施策が誰もひとりにさせないまちへの確かな推進力としてさらに大きく発展させることができるよう、引き続き 全身全霊で取り組んでいく決意であります。
 
そこで、私は、今年の漢字として、「風」を選びました。この3年間、 社会が大きく変わりました。コロナ禍の当初はまさに未知の感染症との戦いであり、明日がどうなってしまうのか、全く予想ができない日々が続きました。学校では教室での授業は行えず、運動会や文化祭、 卒業式などの行事も中止になり、私たちは3年間、本当に多くのものを犠牲にしてきました。ただ、 どのような時であっても、私たちは知恵と心を寄せ合い、その時にできることを1つずつ着実に行ってきました。


その結果、横須賀市はむしろその変化を力に変えて、新しい多くの流れを呼び込むことができました。


嵐の中でも確実にまいてきた種が目をかし、花を咲かせ、実を結び、 ようやく果実として姿が見えるようになってきたと感じています。今年は、これまで呼び込んだ新しい流れからどこよりも大きな風を巻き起こし、その風に乗って横須賀のさらなる未来を切り開いていきたいと思っています。ようやく 私たちの元に元の日常が帰ってきました。しかし、これは決してただの元の日常ではなく、全く新しい元の日常です。


現在、世界では新たな流れとして、様々な政策で脱炭素と経済発展を両立させるグリーントランスフォーメーション、いわゆるGXが第一に意識されています。特にz世代と称される若者は、 生き方の指針として、気候変動による世界規模の大災害を目の当たりにして、GXを自らの中心に据え、 過去の流行や常識にとらわれず、未来を変えることができるのは今しかないと自身の判断と意思で行動しています。これが現在の世界の日常です。コロナ禍が明け、市外へ出張が多くある中、横須賀を離れるとこの変化をひしひしと感じています。今後もこの前進を止めることなく続けるためには、 過敏なまでに時代の潮流を感じ取り、さらに邁進していく所存であります。


ぜひ皆様には、今後も引き続き変わらぬお力添えをいただきますようお願いを申し上げる次第でございます。結びになりますが、 皆さんにとりまして令和6年が素晴らしい1年となりますことをご祈念申し上げ、私の念頭の辞といたします。


今年も1年どうぞよろしくお願いいたします。ありがとうございました。


 
◆大野議長
挨拶に先立ちまして、この度、令和6年能登半島地震で亡くなられた方におくお悔やみを申し上げるとともに、 被災された方々にお見舞いを申し上げます。また、1日も早い復旧と、日常が戻ることを心より願っております。

改めまして皆様、新年明けましておめでとうございます。令和6年、2024年の年頭にあたり、各界の皆様から温かいご理解とご協力を賜り、心より御礼を申し上げます。 横須賀市議会を代表いたしまして、謹んで挨拶を申し上げます。ご参加の皆様におかれましては、ご家族とともに穏やかに信念をお迎えいただいたことと、心よりお慶びを申し上げます。


また、旧年中は、私ども市議会に対しまして、温かいご理解とご協力を賜り、心より御礼を申し上げます。昨年は、 新型コロナウイルス感染症が五類感染症に移行したことに伴い、行動制限のない中での大型イベントや 各町内会・自治会でのお祭りが開催され、まちにコロナ前のにぎわいと皆様の笑顔が戻ってまいりました。


そして、本日の賀詞交歓会も4年ぶりにコロナ前の規模に戻しての開催となりました。こうして 1つの区切りを迎えることができましたのは、医療、福祉関係の皆様をはじめ、これまで 各方面でご尽力いただきました皆様方のおかげであります。市議会を代表いたしまして、改めて感謝を申し上げます。ありがとうございました。

さて、戻ってまいりました賑わいを生み出している柱の一つとして、本市ではスポーツが挙げられると思います。プロスポーツのホームタウンとして横浜・F・マリノスや横浜DeNAベイスターズの活躍に 胸を躍らせることはもちろん、昨年にはBMXをはじめとしたアーバンスポーツにパルクールが加わり、三笠公園において日本最高峰の大会が開催されるなど、これまでまいてきた種が芽吹き、 しっかりと根付いてきたと感じております。
 
こうして生まれた賑わいは地域経済の活性化にも 大きく貢献するものと確信をしておりますので、市議会としましては、このような良い循環をしっかりと後押ししていきたいと考えております。
 
私ども議会におきましても、昨年4月の統一地方選挙を経て、新たな議会構成のもと動き始めており、この4年間で取り組む 実行計画を昨年12月に策定いたしました。この計画には、市民の皆様にとって何が必要かを考え、議会自らが提案する政策や、さらなる議会活性化のための取り組みである議会改革の項目が盛り込まれております。例えば、スポーツ振興検討協議会を立ち上げ、議会として、議会としても本市のスポーツ振興がさらに推進できるよう、条例策定も見据えて動き出しております。その他の項目についても、市民の皆様に進捗状況が分かるよう、引き続き実行計画の見える化を図ってまいりますので、 ホームページ等を通じてぜひともご覧いただきたいと思っております。

また、昨年は 私ども議会局の職員が連合町内会の会議にお邪魔をし、議会の傍聴についてご案内をさせていただきました。開かれた議会、市民に親しまれる身近な議会を目指している 今審議会としましては、これまで以上に皆様に関心を持っていただけるよう、熱い議論を交わすとともに、 積極的に情報を発信していきたいと考えております。

そして、今年は、これからの横須賀を担う若い方々にも理解に興味を持っていただけるよう、若い世代にアプローチをしていきたいと考えております。


議会は横須賀の未来を議論する場であります。若者も含めた 幅広い年代の多様なご意見を市政に反映できるよう、議員一の力を合わせて取り組んでまいりますので、


これからの議会の活動にぜひともご注目いただけますようお願いを申し上げます。結びに、本年が皆様にとりまして新たな希望が溢れる土地となりますよう、心からご記念を申し上げ、 私の新年のご挨拶とさせていただきます。今年も1年、どうぞよろしくお願い申し上げます。ありがとうございました。

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