2019年06月03日

■多様性・ダイバーシティ・自分らしくあり続けられるまち(2019年5月31日 第1回男女共同参画及び多様な性の尊重に関する審議会)

■多様性・ダイバーシティ・自分らしくあり続けられるまち(第1回男女共同参画及び多様な性の尊重に関する審議会)



第1回男女共同参画及び多様な性の尊重に関する審議会が、5月31日に開かれました。

これまでは、横須賀市男女共同参画審議会 という名称でしたが、今回「多様な性の尊重」が会議名にも明記されました。一見すると小さな違いと受け止められるかもしれませんが、大きな前進です。



これまで、「横須賀市男女共同参画推進条例」だったものが、2019年4月1日の条例改正により、「横須賀市男女共同参画及び多様な性を尊重する社会実現のための条例」に名称が変更されました。



条例中にも述べられていますが、「性別を男女軸だけで考えることを当然視してきた社会に対する生き難さを抱えてきた当事者からの切実な要求」があったわけです。名前を変えただけに思われるかもしれませんが、名前を変えるだけでも、当事者も含めた大変なご苦労があったことは、想像に難くありません。



■男女共同参画・多様な性の尊重に関する発信の場としてのデュオよこすかのありかた

審議会での報告事項は、

1 男女共同参画推進条例の改正について

2 2019年度の男女共同参画推進事業概要について

3 横須賀市役所の管理職等に占める女性割合等について

4 男女共同参画職場リーダーチェックの速報値について

でした。



管理職等に占める女性の割合は、2019年4月1日時点で10.4%(20名)です。全国平均(14.7%)より低いのも課題ですが、何より、この5年間で9人しか増えていません。人材育成には時間がかかりますから仕方がないものの、これが現状なのだなと痛感しました。

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また、条例改正のポイントについては、今後6ページ程度の冊子が作成されるそうです。「女性の人権向上すらまだ道半ばなのに、セクシャルマイノリティが入ることで、女性の権利向上が置いていかれるのではないか」というご意見を持つかたもいらっしゃるように感じていますが、そういうことではなく、「性別等による偏りのない社会」を目指すものなので、その点を理解いただける内容になることを望みます。



また、審議事項として、デュオよこすかのありかたが審議されるとともに、今回はデュオよこすかの見学も途中に挟みました。



デュオよこすかには2つの機能(情報発信機能・各種相談窓口としての機能)があって、情報発信としては会議スペースがあり、男女共同参画と多様な性のありかたに関連する図書が置かれていて、相談機能としては「女性のための相談室」が設置されています。



相談スペースを拝見したところ、個室ではなく、部屋の中が仕切りで分かれている形でした。

隣の声が聞こえてしまう…という点は気になったものの、駅から少し距離がある総合福祉会館だからこそ、本当に必要な相談に静かに寄り添うことができるという可能性もあるのかな、などということを考えました。

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