2018年12月05日

【雨が降ったら親子は軒下で遊べばいい…のか? 2019年11月29日一般質問1日目】

【雨が降ったら親子は軒下で遊べばいい…のか? 2019年11月29日一般質問1日目】

平成30年12月定例議会、進行中です。

少し時間が経ってしまいましたが、11月29日 本会議 一般質問1日目について、質疑のようすをお届けしたいと思います。

●本市職員採用試験の受験資格から「自力通勤可能」「介助者なしに職務遂行可能」を削除する。


藤野議員の質問に対し、市長が答弁しました。また、来年5月1日から障害者の一般就労へのステップアップを支援するため、市役所内に知的障害者及び精神障害者の方が働ける職場として新設する「障害者ワークステーションよこすか」の採用試験の受験資格でも同様に「自力通勤可能」「介助者なしに職務遂行可能」の条件は設けないと明言されました。

●(経済の)パイを大きくすれば人は来る。


「横須賀経済の復活」における企業誘致について、具体的な実績が出ていないことや、本市の中小企業支援の在り方についての嘉山議員の質問に対し、まずは経済のパイを大きくすれば人は来るといった所見が市長答弁で示されました。

私は、これからの世代の地方経済人は、比喩的ですが「大きなパイ」よりも「おいしいパイ」を求めていると思います。経済規模や売上高ではなく、自身の理念に沿った経営が可能な環境がそこにあって、持続可能性が高いビジネスができれば、適正規模で構わないという思想を持つ経済人が、特に地方には求められると思っています。そういった点で、市長の目指す「まずは経済のパイを大きくする」という、ともすれば高度経済成長的な観点からの施策展開には、注意が必要という視点で見ています。

●雨が降ったら軒下で遊べばいい。


この日一番驚いた(呆れた)のが、雨の日に安心して親子が過ごせる場所を求める嘉山市議の質問に対し、「親子で遊ぶ、これがわからない」「雨が降ったら、軒下で遊ぶとか、そういう遊び方だ」「ハードが無いから(横須賀から出ていく)というのは、理解できない」という市長答弁でした。

軒下・・・?




世代を超えて、理解し合うことはとても大切です。高齢化率が3割を越え、子育てをする年齢の市民が流出し、子どもの数が減り続ける中で、世代間対立はナンセンスです。

ですが、市長の見ている世界は、いったいいつの時代なのかと、思わず耳を疑った1日目でした。

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