2018年03月01日

【働き方改革、できるの? (2月27日代表質問2日目)】

【働き方改革、できるの? 2月27日代表質問2日目】



代表質問2日目(2月27日)は公明党・研政が行いました。


■市役所での障害者雇用が進む…のか?


市役所における障害者雇用について、障害の種類別に目標を設定し、知的障害者・精神障害者の雇用拡大を図る必要性に関する質問への答弁で、「ワークステーション型での具体的な採用に向けて努力する」旨が示されました。



「ワークステーション型」という言葉が具体的に示されたわけですが、ワークステーション型とは、「ラベル貼り、封入、データの入力のような仕事を集めてきて、専任の指導員のもと、障害を持つかたが働く」ような形での就労です。



「ワークステーション型での具体的な採用に向けて努力する」ことが、どのような形態で、どのような障害をもつかたを何名雇用することを意味するのかまで言及はありませんでした。

ちょっと古い資料ですが、webで探してみただけでも、例えば北九州市では「障害者ワークステーション事業」を実施して、知的障害・精神障害のかたも雇用していたようです。

参考 http://www.city.kitakyushu.lg.jp/files/000749171.pdf



「障害者雇用」としてひとくくりにされがちですが、知的・精神障害をもつかたの就労にもっとスポットライトが当てていきたいと私は思っています。身体障害とくらべ、何を配慮すればよいのかが見た目では伝わりにくく、就労に結びつきにくい現状があります。「働き方改革」というのは、こういった、働きたいけれども働けていないかたのためにも、あってほしいです。


■教員の働き方については、ここ横須賀市でも激論が交わされています


「働き方改革」に関連する点でいえば、教員の働き方についても質疑がなされました。



教員の多忙化対策については代表質問1日目でも議論が交わされていますが、この日も、昨年本市が独自に行った教職員勤務実態調査で、「勤務時間外で教員が何時間学校に滞留していたのか」を調べたところ、月200時間を超える教員がいたことについて質疑がなされました。



「各学校回る中で聞いたのは、若い先生が増え、市外・県外からきて、アパート暮らしをしている人がいる中で、コンビニ弁当を朝夕食べながら、先輩教員に相談をし、経験を蓄えていると聞いた」との教育長の答弁がありましたが、そうまでしなければ若い教員が育つことのできない環境というのは、どうなんでしょう???



3日目(2月28日)についても、気になるポイントを更新していきます。

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