2022年02月16日

【公用車の事故をいい加減自動ブレーキで防いでほしい】(2022年2月16日 生活環境常任委員会 )

今日は私の所属する生活環境常任委員会でした。





議案第13号として、損害賠償を行うための議案があがってきました。事故自体は1年半ちかく前のものなので、その後様々な経緯を経て、このタイミングで損害賠償を行うために議案として提出されました。









事故の概要としては、





「前の車が動き出すまでの間に、運転者と同乗者は地図を見ながら次の収集区域の打ち合わせをしていたところ、ブレーキを踏む力が弱くなり、ごみ収集車が少しずつ動き出してしまいました。相手方車両にぶつかる寸前に気づき、ブレーキを踏みましたが間に合わず、収集車の左サイドミラーのステイが相手方車両の後ろハッチドアの上部にぶつかってしまいました。」





という、おいおいそれは運転手としてどうなんだよと申し上げたくもなる内容なのですが、それよりも、こうした公用車の事故が繰り返されていることが大きな問題です。





実際、この事故の半年後、2021年8月にもほかの部局で同じような「ブレーキが甘くって」という事故があり、さらに今日の委員会では法定報告として、2021年10月1日と5日に立て続けにごみ収集車が事故を起こした件のその後の報告もあり、困ったものです。













■人間だから仕方ないにせよ、仕方ないでは済まされない





人間なので、どれだけ気を付けても、ミスはあります。それ自体は仕方ないです。一生懸命仕事する中であっても、防ぎきれないものです。しかし、ケガや人命につながる以上、仕方ない、では済まされません。これが大前提です。





また、損害賠償費用がもとをただせば税から支払われることや、事故処理に実に多くの人が時間を費やすことなどを考えると、機会損失も多大なものとなります。





なので私は、自動ブレーキ搭載の車に買い替えるなど、テクノロジーを活用した具体的な対策しか、もうないのだと、考えています。確かに費用は掛かりますが、人命が失われるかもしれないリスクと、事故処理に費やされる多大な時間というコストを比較すれば、今すぐ車両を買い替えたほうがはるかに安く済む可能性があるからです。









―――以下、質疑の内容――――





▽加藤





説明資料p.8の安全機能のところに、「ごみ収集車にドライブレコーダー、バックアイモニターを設置しています。」とあります。こういう事故を防ぐためには自動ブレーキシステムがあると思うのですが、自動ブレーキシステムの後付けはできないと思うんですけれど、その理解であっていますか?





●久里浜事務所長





おっしゃるとおりです。お金をかければできるかもしれませんが、特殊車両ですのでむずかしい。





▽加藤





そうすると、自動ブレーキシステムのような、より安全性を高める方法をとるには、車両の買い替えしかないですか?





●久里浜事務所長





そうです。





▽加藤





2021年8月に都市部公共建築課でやはり少しずつ前に進んでいってブレーキが間に合わずこつんとぶつかった公用車の事故があったのをご存じですか?





●久里浜事務所長





申し訳ございません、存じ上げませんでした。





▽加藤





今回、ケガもされて、損害賠償額が400万円を超える高額の賠償になり、これだけ様々な人の時間を費やすことにもなっているので、こうした機会損失と、車両の買い替えで必要な費用とを比較したときにどうなのか、ということになると思いますが、このことを踏まえていかがですか?





●久里浜事務所長





被害受けた方に申し訳なく思っています。また、機会損失、この審議の時間を費やしていることも申し訳なく思っています。この部分は大いに反省したい。費用対効果、買い替えは、一台一台がそれなりの金額なので、先ほど施設でもありましたが、使えるものは使い、でも人命は最優先、安全対策はしっかり行いたい。注意喚起、緊張感の徹底をします。





▽加藤





ヒューマンエラーはどうしても仕方のないことなので、テクノロジーで解決できるならばそうしたほうがいいですし、人命保護の観点からも、費用比較の観点からも、そのほうがいいですよね。





●部長





機器に頼るのも一つの手段としては必要なことと思うが、費用面もあるので、採用できれば採用しつつ、あくまでも人間が事故を起こさないことが重要だと思っております。


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