2021年11月04日

【長岡村の林は深い】

衆院選が終わったので、駅立ちを再開しています。駅に立つと、コロナ禍で止まった社会経済活動が、徐々に動き出していることを感じます。感染予防の徹底は必須であり、感染再拡大を阻止すべく一切油断はできませんが、少しでも大変な状況にある方の生活がよくなることを願っています。










■いままでになかった現象





今回の衆院選では、SNS(おもにtwitterとinstagram)では、「ジェンダー平等」に関する議論や社会運動が多く見られました。





特に、サイボウズの青野社長らが展開した #ヤシノミ作戦 (選択的夫婦別姓や同性婚を進めない政治家をヤシノミのように落とすことで、結果として賛成する政治家を増やし、制度の早期実現を目指す活動)は大変話題になっていました。https://yashino.me/






経済・財政・外交・国防等に比べ主要な争点ではないとする向きもありましたし、「ジェンダー平等」に関する盛り上がりはいわゆるエコーチェンバー、つまり、SNSを利用する際、自分と似た興味関心をもつユーザーとばかりつながっている結果、意見をSNSで発信すると自分と似た意見が返ってくるという状況でしかないという見方もありました。しかし、最高裁判所裁判官の国民審査の結果をみると、その影響力が見て取れるといってもいい状況が広がっていました(グラフ参照)。









「長岡村の林は深い」という語呂合わせで、夫婦同氏制の憲法適合性を争った令和3年最高裁大法廷判決に対し合憲判決を出した、つまり選択的夫婦別姓を認めないとした裁判官を罷免するキャンペーンがネット上で展開されており、国民審査の結果を見ると当該裁判官(今回の場合4名)に対する罷免を可とする投票が多かったのです。






議会制民主主義制度における選挙は、革命ではありません。





一夜にして、白が黒になることはない代わりに、黒が白になることもありません。





少しずつ変化を生み出すための、一人一人の、少しの行動が、今日困っている人の明日を変えると信じて、活動します。


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