2021年09月13日

【何度も言います。コロナ感染した際、たとえ市職員でも教職員でも、性別・年代は本人の同意なしには公表されません】(2021年9月13日 新型コロナウイルス対策検討協議会)

今日のブログで一番お伝えしたいのは、





「コロナ感染した際、たとえ市職員でも教職員でも、性別・年代は本人の同意なしには公表されません」





ということに尽きます。そして、大変憤っております。





■加藤ゆうすけは何に憤っているのか





「新型コロナウイルス感染症に関連して、不当な差別、偏見、いじめ等が絶対にあってはなりません。」





これは、市のwebサイトにある記載です。その通りです。人権は、誰しもが持つものであって、他の要素によって侵害されてはならないものです。





こうした中、コロナ感染者に関する情報公開の中に、「年代・性別」が含まれていることを、私たちの会派は3月の代表質問で質しました。





繰り返しになりますが、この時なぜ「感染者の性別・年代が原則公開されていること」を問題視したかというと、特に、市職員など、狭いコミュニティでは容易に個人が特定されうるわけです。





セクシャルマイノリティのアウティング(本人の了解を得ずに、他の人に公にしていない自分の性的指向などに関する事柄を暴露すること)にもつながりかねません。





さらに、市職員の女性割合が少ない現状では、特定されるリスクを女性が圧倒的に高く負っている状況にあります。





そしてこの時、「個人が特定されないように最大限の注意を払うとともに、丁寧な説明を行い、本人の同意を得たうえで公表している。私からメッセージを発信することは考えていませんが、今後も本人の気持ちに寄り添って対応をしていきたい」と、明確に答弁があったわけです。つまり、「本人の同意なしには、公開はされない」ということです。どう読んでも。





http://katoyusuke.net/2021/04/07/21040701/







ところが、この答弁があった後も、何度も何度も、教職員のかたから、感染したら公表されてしまう状況は恐怖でしかないうえに、業務にも支障がでるとの不安の声が私のもとに寄せられたのです。これはおかしい。





そこで、前回の新型コロナウイルス感染症対策検討協議会における協議事項として、教育委員会・総務部あてに、





「市職員・教職員の新型コロナウイルス感染者情報について、一般市民と同様に本人の同意を得た上での公表となっているのか。具体的には性別・年代の非公開を容易に選択できるようになっているのか確認したい。」





と確認事項を出したところ、今回9月13日の協議会にて、以下の回答がまず書面でかえってきて、これにまず加藤ゆうすけは憤りを覚えたわけです。





―――――――――――





【総務部】
 市職員の感染者情報については、本人の同意を得た上で、年代・性別・所属部名・勤務場所・居住地・勤務状況等を公表していますが、陽性者の発生状況等を踏まえ、公表項目については、今後も見直しを検討してまいります。





【教育委員会】
 学校教職員の感染者情報の公開については、市職員の公表内容との整合及び県教育委員会との調整の上、性別・年代・学校名等を公表しています。
 公表にあたっては学校長を通じて本人に確認していますが、年代・性別については、現状では公開対象としており、非公開の選択は行っておりません
 なお、今後の公表内容については、関係機関等との間で、見直しを検討していきたいと考えています。









――――――――――――――





■結局、3月の市長答弁があった後も、市職員・教職員には性別・年代の非公表の権利は事実上無かったのではないかという実態が明らかとなる答弁が続いた





私はコロナ協議会の委員ではないため私が直接質疑できないのはもどかしいところですが、会派を代表して小幡議員が私の問題視する点を質疑してくださいました。





まずおかしいのは、「公表にあたっては学校長を通じて本人に確認していますが、年代・性別については、現状では公開対象としており非公開の選択を行っておりません」という教育委員会の書面回答が、3月の市長答弁と食い違っている点です。この書面回答の内容では、公開することに非同意という選択肢は、教職員に存在しないことになります。





さらに、個人が特定されるか・されないかではない、そもそもアウティングを絶対に避けなければならないという視点が、この内容では見られません。個人=1人を特定できなかったとしても、感染者であろうという候補者がある程度絞られてしまった時点で、そこには常にアウティングの恐怖が付きまといます。





――(以下、質疑の書き起こし)――





▽小幡委員
まず総務部に聞きます。
本人の同意を得たうえでということは先の代表質問でも確認していることですけれども、過去の事例をみておりますと、皆さん公表されていらっしゃるんですけれども、この”本人の同意”というのが、これは容易に取れる形に、容易に非公開を選べるよう選択肢が与えられるということで、そういう認識でよろしいでしょうか。





●人事課長
はい、あの、公表する際はですね、あの本人に対しては、保健所の発表とは別に市として、その他追加事項等含めてですね、公表させていただくってことは、同意をえています。





簡単に選択ができる状況かどうかっていうところございますが、運用の中では、選択が簡単にできるんで申し出してくださいというようなそのような運用まではしておりませんで、過去に対象となった職員については、その発表する項目も含めてですね、あの、まぁ、拒否をすると言いますか、そういった事例はございませんです。





▽小幡委員
同意については得ているということは確認できたので、ちょっとあの教育委員会の方に移らせていただければと思うんですけれども、こちらを読んでみますと、この特にこの2段落目に当たるところと思うんですけれども、





「公表にあたっては学校長を通じて本人に確認していますが、年代・性別については、現状では公開対象としており非公開の選択を行っておりません」





とあるのですが、これは





公開することに同意しないという選択ができない





っていう風に読み取れてしまったんですけども、ここもう少しお聞かせいただければと思います。





●学校教育部長
まず、公表にあたっては教育委員会はこのコロナの状況が始まった当初から、教職員については学校名とそれから年代そして性別を公表させて頂いております。





学校名については、やはり児童生徒達があって教職員の場合は多くの児童生徒と接しますので、そういったの状況ですね、市民の皆様にも知っていただくというような部分もありますし、また県教育委員会が雇用している県費教職員がほとんどですので、県教委とも連携を取って、そのような形で公表しているということです。





そしてこの年齢と性別については、このように書かせて頂いていますけども、何か意図的に、ここは絶対非公表の選択はさせないんだというそういう意味ではなくて、元々あのこれは公表するものだというそういう認識の上で書かせて頂いているというものでございます。





▽小幡委員
ということは、ちょっとすいません、もう1回確認させて頂きたいんですけれども、





意図的に非公開の選択をさせないというものではないけれども原則として公開してる





って事は、つまり教職員ご本人が公開の同意をしなかった時には、公開しないということも可能なんでしょうか。





●学校教育部長
その教職員の状況を良く聞き取ってですね、もしそれがご本人の特定につながる、個人の特定に繋がるものであればあの考慮しなければならないと考えておりますのでそのように対応してきますが、現状そういったことがこれまでなかったので、公表しているということでございます。





▽小幡委員
この、特定ってことなんですけれども、確かにその学校名に関してはそのやはり通っている児童生徒さんのこと考えて今公表されてるって事でしたが、かなり年代・性別ってその所属している方によると思うんですよね。





例えば、そこにその年代・性別をかけてしまった時に、2人しかいないとか、もしくは、自分の性別を公表したくなった方もいらっしゃるかと思うんですけれども、なかなかそれが本人が特定される恐れがあるという判断と、なかなかその必ずしも1人に特定されないけど、すごく少ない場合もあると思うんです。すごい少ない場合もありますし、多い場合もあると思うんですよね、年代×性別があった時に。





そうなった時にやはり少なければ少ないほど公表したくないと思われる方多いのではないかなと思うんですけれども、必ずしも1人に特定されない場合でも、あの公表はちょっとしたくないと言った意見は聞き入れて頂けるのでしょうか、本人のその同意がちゃんととっていただける形になるんでしょうか。





●学校教育部長
まあ、どういうケースかということはケースバイケースでして、それからこれまでも、あの非常に年代と性別によって人数が絞られるというケースは確かにありましたが、それを学校長も通じて公表してもいいかということですね、お尋ねした時に、あの、状況を理解し、教職員という公務員の立場ですので、そういった立場も、しっかりご理解いただいた上で、ご了解いただいているというケースがほとんどですのでそういったことを丁寧に進めながらやっていくといったことをこれからも続けていきたいと思います。





―――(以上、質疑の書き起こし)---





要するに、「簡単に選択ができる状況かどうかっていうところございますが、運用の中では、選択が簡単にできるんで申し出してくださいというようなそのような運用まではしておりませんで、」という人事課長の答弁からわかる通り、





「同意は得ていた。(ただし、年代・性別の非公開ができるよという情報はその場で伝えてはいない)」





という実態だったわけです。





■結論として、コロナ感染した際、たとえ市職員でも教職員であっても、性別・年代は本人の同意なしには公表されません





今回のブログの末尾に、本件に関する全委員の質疑の書き起こしを掲載しますが、先ほどの私たちの会派の小幡議員の質疑の通り、コロナ感染した際、たとえ市職員でも教職員でも、性別・年代は本人の同意なしには公表されません。





「県の基準に合わせる」といった理屈も、性別・年代の公表が本人同意を前提としない論拠にはなりえません。(県内他都市、例えば藤沢市の職員感染者情報のプレスリリースに性別・年代はありません。https://www.city.fujisawa.kanagawa.jp/syokuin/press/documents/20210802.pdf









なぜこれほどまでに加藤ゆうすけがこだわるかというと、人権にかかわることだからです。いわれなき差別、不当な扱いは、それを受けた人に深い傷を残します。どれだけ慎重になっても、誰しもが誰かを傷つけてしまう可能性がある以上、公益性が認められない限り、個人の病歴という非常に高度な個人情報に結び付く情報の公開には、慎重である市になってほしいと願っています。





――(以下、本件に関する質疑の書き起こし)――





▽小幡委員
まず総務部に聞きます。
本人の同意を得たうえでということは先の代表質問でも確認していることですけれども、過去の事例をみておりますと、皆さん公表されていらっしゃるんですけれども、この”本人の同意”というのが、これは容易に取れる形に、容易に非公開を選べるよう選択肢が与えられるということで、そういう認識でよろしいでしょうか。





●人事課長
はい、あの、公表する際はですね、あの本人に対しては、保健所の発表とは別に市として、その他追加事項等含めてですね、公表させていただくってことは、同意をえています。





簡単に選択ができる状況かどうかっていうところございますが、運用の中では、選択が簡単にできるんで申し出してくださいというようなそのような運用まではしておりませんで、過去に対象となった職員については、その発表する項目も含めてですね、あの、まぁ、拒否をすると言いますか、そういった事例はございませんです。





▽小幡委員
同意については得ているということは確認できたので、ちょっとあの教育委員会の方に移らせていただければと思うんですけれども、こちらを読んでみますと、この特にこの2段落目に当たるところと思うんですけれども、





「公表にあたっては学校長を通じて本人に確認していますが、年代・性別については、現状では公開対象としており非公開の選択を行っておりません」





とあるのですが、これは





公開することに同意しないという選択ができない





っていう風に読み取れてしまったんですけども、ここもう少しお聞かせいただければと思います。





●学校教育部長
まず、公表にあたっては教育委員会はこのコロナの状況が始まった当初から、教職員については学校名とそれから年代そして性別を公表させて頂いております。





学校名については、やはり児童生徒達があって教職員の場合は多くの児童生徒と接しますので、そういったの状況ですね、市民の皆様にも知っていただくというような部分もありますし、また県教育委員会が雇用している県費教職員がほとんどですので、県教委とも連携を取って、そのような形で公表しているということです。





そしてこの年齢と性別については、このように書かせて頂いていますけども、何か意図的に、ここは絶対非公表の選択はさせないんだというそういう意味ではなくて、元々あのこれは公表するものだというそういう認識の上で書かせて頂いているというものでございます。





▽小幡委員
ということは、ちょっとすいません、もう1回確認させて頂きたいんですけれども、





意図的に非公開の選択をさせないというものではないけれども原則として公開してる





って事は、つまり教職員ご本人が公開の同意をしなかった時には、公開しないということも可能なんでしょうか。





●学校教育部長
その教職員の状況を良く聞き取ってですね、もしそれがご本人の特定につながる、個人の特定に繋がるものであればあの考慮しなければならないと考えておりますのでそのように対応してきますが、現状そういったことがこれまでなかったので、公表しているということでございます。





▽小幡委員
この、特定ってことなんですけれども、確かにその学校名に関してはそのやはり通っている児童生徒さんのこと考えて今公表されてるって事でしたが、かなり年代・性別ってその所属している方によると思うんですよね。





例えば、そこにその年代・性別をかけてしまった時に、2人しかいないとか、もしくは、自分の性別を公表したくなった方もいらっしゃるかと思うんですけれども、なかなかそれが本人が特定される恐れがあるという判断と、なかなかその必ずしも1人に特定されないけど、すごく少ない場合もあると思うんです。すごい少ない場合もありますし、多い場合もあると思うんですよね、年代×性別があった時に。





そうなった時にやはり少なければ少ないほど公表したくないと思われる方多いのではないかなと思うんですけれども、必ずしも1人に特定されない場合でも、あの公表はちょっとしたくないと言った意見は聞き入れて頂けるのでしょうか、本人のその同意がちゃんととっていただける形になるんでしょうか。





●学校教育部長
まあ、どういうケースかということはケースバイケースでして、それからこれまでも、あの非常に年代と性別によって人数が絞られるというケースは確かにありましたが、それを学校長も通じて公表してもいいかということですね、お尋ねした時に、あの、状況を理解し、教職員という公務員の立場ですので、そういった立場も、しっかりご理解いただいた上で、ご了解いただいているというケースがほとんどですのでそういったことを丁寧に進めながらやっていくといったことをこれからも続けていきたいと思います。





▽二見委員
今の教育委員会の答弁を踏まえて聞きたいんですけど、児童生徒と接する数が学校教職員は多いから公表してるって言う事だったんですが、総務部の市職員の方についてはなぜ公表するんでしょうか。





●人事課長
はい、あの、まぁ、あの保健所の公表というのは、国の公表の基準にも示されておるところです。ただ、市の職員はそれとは別にですね、やはり雇用主、雇用者としての責任の部分ですとか、あとやっぱり市の職員という特殊性を鑑みですね、やはり市民からの関心も高い、市民サービスの影響はどうなるんだろうというところもございましたので、保健所とは別にですね、市民サービスに影響はないということも含めて、公表しようと判断したところです。





▽二見委員
市職員の方が、市民サービス、まあ多くの市民と接する可能性がある職員だからで、学校のほうは多くの児童と接する可能性があるから公表してるというようなことだと思うのですけれど、いずれも市職員も教職員の方もマスクとしていて、特に多くの人と接することがなかったので臨時休校にしませんとか、職員のその窓口サービスに影響はありませんって形で必ずと言っていいほど来るんですが、そうじゃないケースってのがあるんですか?





●学校教育部長
あの、その公表をした時に、二見委員がおっしゃってるのはそういうケースで学校を閉める必要がありませんとか、というようなことになっていると思うんですが、これ必ずですね、あの教育委員会の方で、学校にきちんと状況を問い合わせて、どういう状況で授業を行われたか、その先生はどういう行動したか、学校のどの廊下を通ってどういうふうな移動したかと隅々まで聞き取ったものをきちんと保健所に提出し、保健所の方がこれは濃厚接触者があるとかないとかいう事の判断をして返ってきたもので判断をし、これは休校の必要がないとか、学級閉鎖が必要だとかっていうことを決めていっておりますので、その所はご理解頂きたいというか、そういう状況になっているということはご理解いただきたいと思います。





●人事課長
教育委員会、市長部局、その他の任命権者においてもですね、当然委員おっしゃられたように、まあ例えば市長部局でいえば学校に近いところでは保育園ですとか、あったケースでは、他の任命権者になりますけれども、一部の課の業務を職員が複数名陽性者が出たというところで濃厚接触者に近い部分もですね、認定もかなりありましたので、一定期間そこの課の業務を止めたという事例はございました。





▽二見委員
総務部と教育委員会の答弁でも分かりました通り、そこまでの、学校教育部長がお話しされたような事細かなとこまで出ないで、特に濃厚接触がなかったんで臨時休校にしませんでしたと投稿さらっと書いてあるんで、言葉が適切かどうかわからないんですが、また同じ内容かという風に見られて、何のためにこれ公表してんのかなって感じはしたんですが、そこまでしっかり今あの答弁された通り、事細かいチェックして、教育委員会として判断をされた上での公表だってことがわかりましたので、公務員になるとこういった形で出てしまう、なんかまだちょっといまいち腑に落ちないところもあるのですが、あの、感染してこういった形で、何というんですかね、あの、状況がこう自分のあの、感染が公表されてしまうのは、なかなか、ちょっと私の中でまだはっきり理解できないんですけども、先ほど言った通り本人が特定されてしまうようなことがないように適宜扱っていただければと感じました。





▽大村委員
教育委員会と総務部にそれぞれ伺いたいのですが、まず今のような状況というものの根拠ですね、あのおおもとの指針のようなものというのは、どういったことがあるんでしょうか。





●学校教育部長
教育委員会といたしましては、まずあの教員も市の職員ですので、市の公表の仕方について、いわゆる総務部が公表してる形、それを基本とします。そして、それにプラス教職員はほとんどが県費職員ですので県教育委員会の公表の仕方も参考にさせていただきながら決めました。そうしますと、違いはやはり学校名を公表するというところでございましたので、学校名を公表し、年代・性別を公表しているという形になっております。





●人事課長
あの、国のほうからですね、一般感染症が国内で発生した場合における情報の公表に係る基本方針、というのが発出されておりまして、その中ではですね、感染症の蔓延防止また感染症による健康リスクが個人や社会に与える影響を最小限にするためには、感染症の発生状況等に関する情報を積極的に公表する必要があるというところが言われております。国のレベルであの発表する部分と、各自治体が発表する部分っていうのはですね、あくまでも保健所の事を言っておりますけど、そこの部分については各保健所の判断、ある程度の個人の特定されないというそういう前提はございますけれども、各自治体の判断で公表していると認識しております。





▽大村委員
まず教育委員会の方は答弁からすると、その、神奈川県で全体でその県との整合があるというようなニュアンスでしたから、県内統一だということでよろしいですか?





●学校教育部長
各県内の自治体においては、違っているところもあると聞いています。はい、ただ、私が先ほど申し上げましたように、基本としては横須賀市の公表の部分と、それから県職員であることから、県の公表のところということを勘案して横須賀市教育委員会としてそのように決めさせていただいたということでございます。





▽大村委員
そうすると極端に言うと同じ神奈川県内でも他都市と違うと。教育委員会の場合ですね、実際にそういうことですか?





●学校教育部長
はいその通りです。





▽大村委員
総務部の方もうかがいたいのは、総務部の方は今の答弁からすると、自治体のそれぞれに任せられるというようなニュアンスが強かったと思うのですが、私はむしろどちらかと言うと、国が一本で出してるのかな、どの市も町も村も一緒なのかなと思ったんですが、そうではなくてやはりその個別に、横須賀市なら横須賀市の、この考え方ということで行った、ということですか?





●人事課長
先ほど説明が足りなかったと思うんですがあくまでも先ほどのあの国の公表基準にしめされた部分についてはですね
、市職員ということではなくて、あくまでも保健所が市民全体を公表する際の基準を示したものでございました。ただ、多少のですね、項目が全く一緒かというとそうではないという風に認識しています。
一方で、市の職員が感染した場合につきましては、その職員を公表する理由につきましては、先ほど申し上げたとおりでございますけれども、あの例えば県内の近隣自治体の状況等もですね、あの、まあ、参考にはしているところですけれども、それは、公表はしておりますけれども、公表の仕方はですね、それぞれ一覧表だったり個別に出したり、様々な部分はあるという風に認識しております。





▽大村委員
あのなかなか難しい問題だと思いますね。で、公表されて、特定されてはいけないんだと思うんですが、不安。公表されすぎても不安が伝播するし、されなくても不安が伝播するし、ということがあると思うのですが、今の時点で市としてはこのようなやり方をやっているということで、最後に、今の状況で良いのだというふうにお考えなのか、いやもっと検討が必要だというふうに思っていらっしゃるのか、その辺ちょっと総括的なことも含めて最後に伺って終わりにします。





●総務部長
今の公表の仕方がこれがもうベスト、これをずっと継続していくんだということではございません。
あの、当初コロナの感染症が始まった頃と、1年以上経って今の状況と陽性者の数、いろんな状況が、いろいろ変わってきております。
今、あの、冒頭、小幡委員からもご指摘あったように、その、ひとりじゃないまでも、ある程度絞られてしまうじゃないかといった部分の懸念もございますので、回答の方にも記載をさせていただきましたけれども、あの、その、公表の内容につきましては、少し見直しを検討したいなという風に思ってるとこでございます。





●学校教育部長
総務部と同じ考えでございます。様々なケースがあると思います。そういったところに出会った時にですね、立ち止まって考えてみるって事も必要だと思ってます。これからも見直しをしながら進めていきたいと思います。





▽小林オブザーバー
この間の質疑を聞いて、私もやっぱりしっくりこないんですよね。その目的と手段が一致してるんだろうかということだと思うんですね。目的は何なんだろうかと考えた時に、市の職員だったら、その、ステークホルダーへの影響だと思うんですよね。例えばどの課でクラスター出ちゃったらその課の業務も止まっちゃうかもなっていうのは市民の関心事だったりすると思う。事業者とかの。実際、他市ではごっそり課が止まったとか、建築確認できなくなったとかそういうこともあったので、そういう情報は必要だと思うんですけど、それは何十代の女性・男性とかっていう情報が、その判断に必要かって言ったら、そうじゃない気がするんですよね。





学校もどの学校で何人の先生が感染したっていうと、それは、じゃあ休校も近いのかしらとかなんかそういうなんていうか関心事になると思うんですけど、そが、何歳の先生だとかっていうのって、あらあの先生かしらとか憶測を呼ぶだけで、なんか別に生産的な気がしてないんですよね。





そう考えていくと、その市や学校が発表すべき情報と、保健所が発表すべき情報って多分違っていて、市とか学校は学校名や部署名だけ公開すればいいとと思うんですよ。





で、保健所の方は、何十代男性・住所・職業は何みたいの出すわけじゃないですか。あれはあれで、一旦その市職員とか学校の先生とかっていうことと切り離されて、その年代とか性別とかっていうことに統計的な意味があるから、あれ保健所がああいうふうにだすのはあれはあれで合理性があると思うんですよね。





でもそれを、何部の何十代の男性とかってやると個人特定以外の何物でもないし、それは目的と手段があってない気がするんですよね。先ほども保健所が出す情報の話の答弁もあったような気がするんですけどその保健所が出すべき情報と、サービス提供者としての市とか学校が出す情報は、区別していいんじゃないかと思うんですけど、それぞれを伺っていいですか?





●人事課長
現場ではいまご指摘の通り、年代・性別出しております。合わせて市のほうは出す場合については同じ情報は出しています。確かに市から出す情報について、必ずしも性別・年齢が必要かと言われますと、なかなか保健所に比べてですね、理由は乏しいというふうには思います。





ただそれがオブザーバーおっしゃるのように本人特定いうことで当然だしてるわけではないというのは当然の事です。ただ、あの、市の職員から陽性者が出始めた頃につきましては、より多くのと言いますか、情報を出すべきだという判断で、今出しているところでございます。





ただ、先ほども総務部長から申し上げました通り、議会の方からの様々なご指摘・ご提案も受けておりますし、国での議論もございます。学校に限らず、市長部局においても、部局の職員の数によっては本人が特定されやすいと言った状況もあろうかと思いますので、そのあり方については今後検討していきたいとそのように考えております。





●学校教育部長
教育委員会としましても、総務部と同じようにこれからも見直しも検討していきたいと思います。





小林委員のおっしゃったことは非常によく分かりました。





▽小林オブザーバー
あの、なんか、こう、やっぱり、野次馬根性ってあるので、私なんかも議会局の女性が出たとかって、あああの人じゃないのとかってやっぱり詮索したくなるんですけど、その野次馬根性の関心に応える必要って多分ないんですよね。





で、あの公務員だから、なんか身を切らなきゃいけないみたいな風潮って世の中にあるんですけど、ただでさえその公務員はこんな時でも必死に働かなきゃいけないっていう責務でやってくれている中で、不必要にその、特定されて晒されててなんかやっぱ辛いと思うので、ちょっとそのちょっとその辺調整していただけないですか。





●総務部長
先ほども答弁させていただきました通り、現状をよしとしているわけではございませんので、こちらの協議会でいただいたご意見も踏まえて、見直しの方は検討したいと考えております。





★各会派のご意向を伺ってまいります





▽公明党二見委員
はい、やっぱりなかなか腑に落ちないところもあるんですが、あの、両部局とも今後も見直しを検討していきたいと
記載もありますし答弁もされておりましたので、そうしたことを期待しつつ了承いたします。





▽日本共産党大村委員
やり取りの中で思いが伝わったと思います。了承いたします。





▽自由民主党田辺委員
両部とも、今後の見直しも含めて検討していきたいということであります。





ただ、やはり、ある、政策の意図をもって、まぁ、誰だ誰だという犯人捜しをするというまあこれと別物だっていうこと、これもうまさしくそのものであって、まったくそこ切り離して考えていかなければいけない、という風に思います。





また、感染状況というのは、やはり市民に対して知らせる、または報告をするということ、これはやっぱりある一定の公表としては当然必要だという風な思いもあります。そういうことで、現状了承して、また今後の変更の見直しの検討も同様に進めていってください。





▽よこすか未来会議小幡委員
小林オブザーバーもおっしゃっていましたけれども、市民が知りたいことは、市民サービスにどれほど影響があるのか、学校生活にどれくらい影響があるのかという部分であって、性別や年代ではないと思っております。今回、今、質疑の中で、総務部に関しても市の職員に関しても、教育委員会の教職員に関しても、「本人の同意を得る」ということは確認できましたし、またその公表の内容についても今後見直しをしていくとも答えておられましたので、今回は了承いたします。





▽小林オブザーバー





了承します。





→No.13の回答を了承した。


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