【小学生の修学旅行代替行事を見ながら、郷土愛について考えたこと】(2020年11月25日)

 ことの発端は、7月31日に発表された、修学旅行の中止。


 新倉教育長の「市内の観光資源などで思い出作りができないか」との一言が新聞に載り、各学校の卒業年次を受け持つ先生方は、本当に複雑な思いを持たれたことでしょう。

 「市内の観光資源」と言われても、こどもたちの一生の思い出・記憶に残る「修学旅行」のレベルで考えられるもの…うーん…ってなりますよね。

 そんな思いを抱えていたのは、先生だけではなく、地域の子どもを大切に思う人たちも同じでした。

「浦賀・鴨居地区「地域の大人の出番だ」小6生に修学旅行の代替行事」(タウンニュース)

https://www.townnews.co.jp/0501/2020/09/25/543868.html

 この、「よし、やろうじゃないか!」と立ち上がった地域の人たちの動きを生み出した原点そして推進力は、もう間違いなく誰の目から見ても明らかに安齊さんなので浦賀の住民としては大感謝なのですが(本当にお疲れ様です)、それでも私は、少しばかり今回のこの一連の出来事を、ああ、これは、地域の人がみんなでなし得たことだよな、と振り返っています。

 そもそも、ファーマシーガーデン浦賀による場所とレモン狩り機会の提供・横須賀ヨット協会によるヨット乗船体験機会の提供という最高の地域資源があったからこそできたことですし、

 移動コースを検討する中で、交通量が多い箇所には交通安全の旗を持った地域のかたが立ってくださったり、

 公園のトイレでは足りないので、町内会館を開放してくださったり、

 本業がありながら、昼食のカレーを仕込んでトラックで運んでふるまってくださったり、

 ドローンの体験機会づくりや、空撮をしてくださったり、

 レモネードづくり・焼き芋づくりのお手伝いにかけつけてくださったかたがいたり…

 あげればきりがないわけです。

 さらに、そこで動いていた方々には、ある先生がある地域のかたの教え子だったり、手伝いに来て下さった方のお子さんも参加小学生の中にいたり、地域ならではの、複層的な人間関係があるわけです。

 「郷土愛って何ですか?」とこどもに聞かれたら、「こういうことだよ」と言える一連の出来事だったなぁ、と、楽しむ小学生たちを見ながらとても嬉しく思いました。