2020年03月29日

【3月定例議会の報告1 会派代表質問(2月26日 本会議)その1 新型コロナウイルスに関連する部分】

【3月定例議会の報告1 会派代表質問(2月26日 本会議)その1 新型コロナウイルスに関連する部分】


■3月定例議会をまずは振り返って、市議会の新型コロナウイルス(COVID-19)対応について




新型コロナウイルス(COVID-19)を巡る状況が日々変化し、市議会も対応に追われる3月定例議会でした。

横須賀市議会として、本件に関連し3月定例議会期間中に行った対応としては、

①市議会本会議、各委員会の傍聴自粛のお願い(2月25日議会運営委員会で議長より報告)

②新型コロナウイルスへの対応に関する市長への申し入れ(3月2日に議長から市長へ提出)

(参考 https://www.city.yokosuka.kanagawa.jp/7860/council/moushiire/newkorona.html )

③3月定例議会審査日程の繰上げ(3月4日議会運営委員会で議長より提案、即日決定)

が、主なものです。



③については、他市町村の定例議会の様子を見ると、一般質問の取り下げや、各質疑の機会の簡略化をはかったところもあるようです。しかし、3月定例議会は、次年度予算議案を審査する議会でもあり、質問・質疑はいつにも増して重要です。横須賀市議会では、議案の審査機会を減らすことなく、日程を順次繰り上げる形で実施したため、議会期間の短縮(当初3月26日最終日→短縮により3月18日最終日)をはかりつつ、十分な質問・質疑を行うことができました。

なお、新型コロナウイルスを巡る状況は、一日の中でも目まぐるしく変わっています。本市からの公式な情報は、必ず市webサイトに掲載されますので、「それ、本当かな?」と感じる情報に出会った際は、まずこちらをご確認ください。

https://www.city.yokosuka.kanagawa.jp/covid19.html


■会派代表質問(2月26日 本会議)その1


横須賀市議会では、毎年3月定例議会において、市長の新年度施政方針等に対し、会派に属する議員が会派を代表して行う質問を代表質問といい、会派に属さない議員が行う質問を個人質問と定めています。代表質問の持ち時間は、1回目の発言時間は基本時間20分に加え、議員の数だけ10分ずつ増えます。私の所属するよこすか未来会議は13人なので、20分+10分×13人=150分!! さらに、執行部答弁を聞き終えた後、一問一答形式で行う2回目も40分ありますから、長時間にわたります。

今回は会派を代表して伊関団長が質問に立ちましたが、質問内容は13人全員でつくっています。とても長いので、複数回に分けて主な結果をお届けします。



発言通告書(何を質問するかの目次)は、以下からダウンロードできます

https://www.city.yokosuka.kanagawa.jp/7860/council/kaigi_iinkai/giji_speech/r02/3tei/documents/iseki200226.pdf


■質問への答弁の前に、新年度予算案に関連し2点市長からの「お願い」


質問への答弁の前に、2点市長からの「お願い」が示されました。



一つ目は、新型コロナウイルス対策として、2月26日の本会議時点までで行ってきたことの報告(2月17日に新型コロナウイルス感染症対策本部を設置・6月末までの市主催の不特定多数が集まるイベント及び市の施設を利用して他団体が行う不特定多数が集まるイベントの中止または延期対応を指示・2月21日の市長メッセージ)があり、そのうえで行政・議会・市民が一丸となって難局を乗り越えることへの理解と協力がお願いされました。(※改めて申し上げますが、市が公式に発信する新型コロナウイルス対策に関する最新情報は全て https://www.city.yokosuka.kanagawa.jp/covid19.html をご参照ください。)



二つ目は、6月末までのイベントの中止・延期が既に見えているが、2020年度6月定例議会以降の補正予算などで対応することとし、既に組んだ新年度予算案をいったんはそのまま審査してほしいとのお願いでした。(その後続く3月定例議会での議案審査では、お願いの通り、イベント中止・延期を見込む前段階での新年度予算案を用いて行われました)




■1 新型コロナウイルスについて


(1) 本市の危機管理に対する考え方について

(2) 本市からの情報発信の必要性について

→以上2点の質問への答弁は、以下市長の答弁をそのまま引用します:



  • 市長:今回の新型コロナウイルスに限らず、危機管理の基本は、正しい情報発信に尽きる。


新型コロナウイルス感染症の対応として、本市では、2月7日に帰国者・接触者相談センターを保健所に開設し、市民の皆さんからの相談の対応と正確な情報の提供に努めている。

また、2月17日には、より一層の対策推進と情報提供を行うため、新型コロナウイルス感染症対策本部を庁内に立ち上げた。同時に、市民の皆さんに向けて、私からのメッセージを発信し、本市の対応状況をお知らせするとともに、手洗い、うがいの励行など、市民一人一人の協力を呼びかけた。

今後も、国、県等との連携を密にし、日々変化する状況に後れることのないよう、より一層の情報提供、情報収集、適切な情報提供に努めたい。




■もともと来年度はイベント事については変則的な年度


6月定例議会以降、イベントの中止・延期に関連する報告に対してはしっかり質疑したいと思いますが、特に2020年度は、浦賀奉行所開設300周年記念イヤーであったり、オリンピック・パラリンピックに伴い夏期の様々な大型イベントを中止や日程変更していたりと、イベント事に関してかなり変則的な年度になることが見込まれていました。もともとが普段と異なる分、確認しなければならないことは多数あります。



新型コロナウイルスが猛威を振るう中、まずは身の安全を守ること・これ以上拡大させないことが絶対的に最優先ですが、後にやってくるのは、市民の日常生活の立て直しです。イベントは、参加者にとってはエンターテイメントの側面が強いかもしれませんが、実行者にとっては、仕事の場であったり、生活の場でもあります。誰もがこの事態を乗り越えられるよう、知恵を絞ります。



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