2019年11月21日

【台風被害は凄かった(11月臨時議会)】

【台風被害は凄かった(11月臨時議会)】



11月20日、臨時議会が開かれました。

あと1週間すれば12月定例議会が開会するのですが、台風15・19号の被害があまりに大きかったので、予算が足らず、開かれました。

※行政は、予算が足らなくなると、増額補正をします。内容をつくるのは執行部ですが、それにOKを出すのは議会なので、議会を開かないといけないわけです。


■災害復旧にかかった総額は19億円


近隣他都市の被害があまりに甚大だったので、相対的にニュースにはなりませんでしたが、横須賀市の各地も大きな被害を受けています。総額で、19億3,034万円。



このうち、国や県からでるお金を差し引いても、11億711万円は、市の負担となります。



そして、今回の臨時議会では、まず7億9,143万円分を増額補正しました。




■家族でがんばる農業者は大変だ(総務分科会での質疑)




私の所属する総務常任委員会(予算決算常任委員会 総務分科会)では、被害を受けた農業者と、中小企業に対する支援策にかかる増額補正を審議しました。



特に、被害を受けた農業者への支援としての補助金について重点的に質疑をしました。家族で頑張っているような農業者にとって、復旧のスピードは、生計に関わる一大事です。

今回の補助にあたっては、



・罹災証明書は不要(いいですね)

・被災した施設の被災前の写真も不要(これもいいですね)

・修繕や再建の人件費は対象外だが、委託での修繕や再建はOK(家族でがんばって復旧した人は、その分他の被害の無かった作物につかえたはずの時間を割いて復旧したわけで、これはちょっと残念です)

・作物に寒冷紗をかけたり、ピンでとめたりして台風対策した分は対象外(農業機械は対象だけど、作物に対してつかう資材は対象外で、これも残念)



という感じでした。



なお、今回は対象が、「台風15号により被災した市内の農業者」とのことだったので、15号で大破し、再建した費用に対してこの補助を今回受けて、また19号で大破して、再度そちらに対しても補助を受ける、ということは可能ですか?と質問したところ、「15号で被害を受けたが、19号でまた被害を受けたという話は聞いていない」と答弁が返ってきました。



おそらく19号の被害についてはまだ調査中とのことだったので、情報がまとまっていないのだと思いますが、そうした事例が無いか、もれなく支援の情報が行き届いているかは、少し気になります。







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