2018年01月10日

給食費

平成29年第2回横須賀市総合教育会議を傍聴してきました。

(余談ですが、公開で傍聴が可能だがインターネット中継が無い、という会議はたくさんあります。直接行って聴くしかないのは早く改善したいところです)

議事は

(1)横須賀市教育大綱の改定について

→スポーツに関連する事務が、教育委員会ではなく、市長部局に移管されたことに関連する改定です。



(2)給食費の額について

→小学校の給食費を月額500円値上げする、という内容です。



(1)については、全市をあげてまちづくりの視点からスポーツの振興に取り組もうということで教育委員会から市長部局に移管したことに伴って、それに合わせて大綱の文章を変えることが主な目的です。

実はスポーツって、2008(平成20)年3月31日までは「教育委員会が職務権限を持ってますよ!」と明確に法律で決まっていたのですが、2008年4月1日からは、「市長が所管してもいいですよ!」と法律がかわった、という背景がありました。それを踏まえ、本市も2年前(2016年)に議論し、移管を決定し、2017年度からは市長がスポーツ行政を担っています。※学校体育だけは、引き続き、教育委員会です。



(2)は、実はいまの横須賀市の小学校の学校給食の栄養価が、国の定める基準値よりも、低いという問題があって、原因はあきらかに原材料費が高くなるなかで、これまで通りの費用負担ではとてもつくりきれないということで、やむなく値上げせざるを得ないのでは、という話が前にありました。

そこで、学校給食運営審議会という場を昨年6月に設置し、教育委員会事務局が値上げしない案もふくめ3パターン提示し、値上げした場合の献立を例示し、議論して、月500円値上げ、という案になった経緯があります。

ちゃんと決められた量を食べているのに栄養が足らない状態は早く解消しなければならないですが、「残してしまったら栄養は結局取れないから、指導も必要」という発言も出ている通り、健康な心身の維持に関わる問題だけに、値上げして献立改善したからすべてOK、とはならない点も踏まえなければなりません。

また、当然ながら、「月額500円」の負担感は、収入によって大きく異なりますので、保護者に丁寧に説明する必要もあります。

今後は、保護者への説明を行い、3月定例議会で予算案として示される(予定)給食費の額を含む案を審議する、という流れになります。

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