2017年12月07日

【心優しいスーパー公務員】

スーパー公務員、という言葉をきいたことがあるでしょうか。

元経産官僚で、いま三重県知事の鈴木英敬さんが提唱した言葉らしいのですが、「調整型から、立案型の公務員へ」という意味を込めて、高い施策立案能力を持つ公務員を「スーパー公務員」と呼んだそうです。

福島での活動でも、そんなスーパー公務員には幾度となく出会うことができて、そのたびに「ああ、すごいなぁ、社会がかわるなぁ」と心躍ったものですが、われらが横須賀市にもそんな職員さんがいます。

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本市には、「エンディングプラン・サポート事業」という、


  1. 一人暮らしで、

  2. 身寄りが無く、

  3. 蓄えも少ない

  4. 高齢市民


のために、死後の葬儀・納骨について生前に葬儀社との契約を行うための橋渡し事業があります。その取り組みをつくっていったのが、福祉部のこの職員さん(Kさん)たちでした。最近は夕方のニュースなどで何度も取り上げられ、事業開始後全国90か所以上から視察のかたがいらしていることもあり、随分と有名になったようにもおもいます。

今日、とある市民の集まりにてお話をされていて、ようやくお話をゆっくり伺う機会を持てたのですが、この事業の始まりは、福祉部の職員さんたちが、身元がわかっている「市民」であるにもかかわらず、引き取り手が無く、無縁仏となってしまったお骨を前にかんじた切なさ、やるせなさだったそうです。

「優しさ」を持った職員さんたちが、現在の法制度の中で、ご本人・市役所・葬儀社の3者誰にとっても大きな手間が増えないような仕組みを立案し、実行した結果、エンディングプランサポート事業は生まれました。



そんなKさんのような「優しいスーパー公務員」が本市にいることを、いいなぁ、すごい嬉しいなぁ、と思うひと時でした。

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